たぶんもうみんなすでに日本語になっている部分は耳に挟んでいる話だと思いますが、とりあえず現時点で誰かが訳してくれた日本語の十分な情報がないようなので、自分の備忘に貼ります。
https://www.hipstersofthecoast.com/2020/06/wizards-ends-their-relationship-with-terese-nielsen/
要約するとこうかな。誤訳とかあったら、指摘してください。
1)ウイザーズはニールセンとの関係が終了したことを明らかにしました。
2)ウイザーズの主任ゲームデザイナーDoug Beyerは「ここしばらく彼女には新作アートを依頼してません」とコメント。「秋の”ゼンディカーの夜明け”が最後の彼女の再録カードが収録されるセットです」とも。
3)この声明はニールセンの最近の論争について初めてウイザーズが公式に述べたものです。
(経歴とか、ざっくり略)
4)2018年に、ニールセンがツイッターで極右や陰謀論者や白人至上主義者を「フォロー」していることが問題視されました。
5)多くのレイシストの投稿に「いいね」をつけていることも問題視されました。
6)批判を受けてニールセンはアンフォローし「いいね」も解除しました。
7)しかし2019年4月にニールセンが長い声明をツイートしました。内容は「自分は作品を検閲されたり非難されたりすることなく自分の価値を発揮したい」といった内容。それに対して、ニールセンは多様性を尊重しろというがそれは排外主義とは両立しないのでは?みたいな反論もありました。
8)ニールセンは「自分は人権、トランスジェンダー、ゲイを尊重します」という二度目の声明を出しました。
9)しかしその数か月後、2019年7月12日に投稿された人種差別主義者と陰謀論のYouTubeで、ニールセンが彼らにアートプリントを贈ったことが放映され、これで終了しました。動画は「素敵なイラストを貰った」「サインも入ってる」といった内容のものでした。
10)これがコミュニティで問題視されている間も、ウイザーズはこの件に関する公式声明を出さず、何もなかったように6月のモダンホライゾンでも新作《永劫のこだま/Echo of Eons》絵のニールセンの新絵のカードはそのまま収録されました。
訳注:いやそれ時系列がおかしいし、そもそも削除したくても間に合わない。
11)次の問題は11月のミシック・チャンピオンシップVIで起こりました。ミシック・チャンピオンシップIで優勝したAutumn Burchettは大きな大会で優勝した初の「第三の性」プレイヤーでしたが、Burchettはニールセンがイラストを描いたGuruランドの森と島(たいへん高価です)に“NO TERFS ON GRUUL TURF!” (TERFとは…省略)等と書き、これをジャッジがデッキから取り除くよう要求したことから、これはウイザーズがニールセンの問題を矮小化し、もみ消そうとしているものだとツイートして騒動になりました
訳注:えーと…。
12)COVIC-19の影響でニールセンの活動は縮小しており、Ikoriaは遅延し2020年のMF参加などはすべてキャンセルされました
COVIC-19で皆の関心はイコリアの発売遅延やMFの開催中止などに向かい、ニールセンの騒動はなりをひそめました。
13)George Floydがミネアポリスで殺害されてからの大嵐により、ウイザーズはマイノリティに対する企業としての対応を迫られることになり、7枚のカードが禁止されました。
14)その一週間後のJumpstartのプレビューで、ニールセンの新絵が収録されることも明かされました。
15)Beyerは「私たちはあなたがたの声に耳を傾けます」と言いました。これを「ここしばらく彼女には新作アートを依頼してません」「秋の”ゼンディカーの夜明け”が最後の彼女の再録カードが収録されるセットです」というコメントと合わせると、この言葉はウイザーズがもう彼女のカードを印刷しないという含意(Implication)になります。
16)私たちはそのことを確認すべくウイザードに再度の問い合わせを行いましたが、コメントは拒否されました。
…という内容になります。
正直なところImplicationというニュアンスから、これを「関係が終わった」と断言して見出しにするには、自分の感覚ではかなり違和感があります。
まあ「最後の」再録と言う言い方は気になるんですが。
途中の「これまでのゴタゴタ」もかなりニールセンをBANすべき内容か疑問を抱かせるものもあります。Guruランドの件とか完全な言いがかりでしょ。
正直なところこのHipster of the COASTというネットメディアは、アメリカのマジックのはちま起稿のようなものではないのだろうかという疑念を持っています。
楽観視はできませんが、ウイザーズやニールセンから公式発表があるまでは、まだ本件を確定情報と考えないほうがいいと思います、というのが自分の結論です。
https://www.hipstersofthecoast.com/2020/06/wizards-ends-their-relationship-with-terese-nielsen/
要約するとこうかな。誤訳とかあったら、指摘してください。
1)ウイザーズはニールセンとの関係が終了したことを明らかにしました。
2)ウイザーズの主任ゲームデザイナーDoug Beyerは「ここしばらく彼女には新作アートを依頼してません」とコメント。「秋の”ゼンディカーの夜明け”が最後の彼女の再録カードが収録されるセットです」とも。
3)この声明はニールセンの最近の論争について初めてウイザーズが公式に述べたものです。
(経歴とか、ざっくり略)
4)2018年に、ニールセンがツイッターで極右や陰謀論者や白人至上主義者を「フォロー」していることが問題視されました。
5)多くのレイシストの投稿に「いいね」をつけていることも問題視されました。
6)批判を受けてニールセンはアンフォローし「いいね」も解除しました。
7)しかし2019年4月にニールセンが長い声明をツイートしました。内容は「自分は作品を検閲されたり非難されたりすることなく自分の価値を発揮したい」といった内容。それに対して、ニールセンは多様性を尊重しろというがそれは排外主義とは両立しないのでは?みたいな反論もありました。
8)ニールセンは「自分は人権、トランスジェンダー、ゲイを尊重します」という二度目の声明を出しました。
9)しかしその数か月後、2019年7月12日に投稿された人種差別主義者と陰謀論のYouTubeで、ニールセンが彼らにアートプリントを贈ったことが放映され、これで終了しました。動画は「素敵なイラストを貰った」「サインも入ってる」といった内容のものでした。
10)これがコミュニティで問題視されている間も、ウイザーズはこの件に関する公式声明を出さず、何もなかったように6月のモダンホライゾンでも新作《永劫のこだま/Echo of Eons》絵のニールセンの新絵のカードはそのまま収録されました。
訳注:いやそれ時系列がおかしいし、そもそも削除したくても間に合わない。
11)次の問題は11月のミシック・チャンピオンシップVIで起こりました。ミシック・チャンピオンシップIで優勝したAutumn Burchettは大きな大会で優勝した初の「第三の性」プレイヤーでしたが、Burchettはニールセンがイラストを描いたGuruランドの森と島(たいへん高価です)に“NO TERFS ON GRUUL TURF!” (TERFとは…省略)等と書き、これをジャッジがデッキから取り除くよう要求したことから、これはウイザーズがニールセンの問題を矮小化し、もみ消そうとしているものだとツイートして騒動になりました
訳注:えーと…。
12)
COVIC-19で皆の関心はイコリアの発売遅延やMFの開催中止などに向かい、ニールセンの騒動はなりをひそめました。
13)George Floydがミネアポリスで殺害されてからの大嵐により、ウイザーズはマイノリティに対する企業としての対応を迫られることになり、7枚のカードが禁止されました。
14)その一週間後のJumpstartのプレビューで、ニールセンの新絵が収録されることも明かされました。
15)Beyerは「私たちはあなたがたの声に耳を傾けます」と言いました。これを「ここしばらく彼女には新作アートを依頼してません」「秋の”ゼンディカーの夜明け”が最後の彼女の再録カードが収録されるセットです」というコメントと合わせると、この言葉はウイザーズがもう彼女のカードを印刷しないという含意(Implication)になります。
16)私たちはそのことを確認すべくウイザードに再度の問い合わせを行いましたが、コメントは拒否されました。
…という内容になります。
正直なところImplicationというニュアンスから、これを「関係が終わった」と断言して見出しにするには、自分の感覚ではかなり違和感があります。
まあ「最後の」再録と言う言い方は気になるんですが。
途中の「これまでのゴタゴタ」もかなりニールセンをBANすべき内容か疑問を抱かせるものもあります。Guruランドの件とか完全な言いがかりでしょ。
正直なところこのHipster of the COASTというネットメディアは、アメリカのマジックのはちま起稿のようなものではないのだろうかという疑念を持っています。
楽観視はできませんが、ウイザーズやニールセンから公式発表があるまでは、まだ本件を確定情報と考えないほうがいいと思います、というのが自分の結論です。
コメント
9)の部分について、COVID-19の陰に隠れてしまったのは、ニールセン氏の活動ではなく、ニールセン氏に関する論争ではないかと思います。そしてイコリアの遅延などにコミュニティの関心が向かった、という筋かと思いますがどうでしょう。
Hipster of the Coast 自体は、他の記事も特段変な記事はなく、ヒストリック・アンソロジーのプレビューをWotCから受けているようなので身許は悪くないのかと思いますが、この件で初めて知ったサイトなので注視したいと思います。