そういえばプレリで行って意外と知らない方も多いようでもあったので、ネタとして提供。

柏木じゃんけん:

多数の人間が一斉に「じゃんけん」での勝ち残りを決める際に、これを普通のじゃんけんのルールで行うと、通常はグーチョキパーの全部が出て「あいこ」で終わりません(分かりますね)。ときには5人程度でもあいこが続き、10人以上とかだとまず滅多に決着がつきません。
それを避けるためできるだけ少ない手数で「じゃんけん」で決着をつけるためのロジカルな方法です。

ネーミングはこれを柏木で必要に応じて行っていたことから(by みらこー)。
正式名称があるのかどうかは、よく分かりません(笑)。
基本的には、次のルールに従って行います。

1)参加者全員で一斉に「じゃんけん」をやります。
2)その手を掲げておいて貰ったうえで、その数を手ごとにカウントします。
3)グーチョキパーの3つのうち、一番「少ない」手だったグループの勝利。

これが基本ルールです。

一番「少ない」手を数えるので、1回決まるごとに1/3以下に減っていくので参加者が数十名でもすぐに決着がつく方法です(あまり多いとその場で数えるのにも手間がかかりますが、まあ20名くらいなら楽勝でしょう)。

ただしこのルールには「一番少ない手がたまたま『同数』であった場合には決着がつかない」という穴があります。

これを「一番多かったのを除外」や「あいこ」として再度振ってもたいした時間はかからないのですが、まあ「数え直し」もそれなりに手間かもしれません。
しかし実はこの問題に対しても振り直しを行わず解決するルールがあります。

4)2つの手が「同数少数」だった場合には、その少数のほうでいわゆる通常の「じゃんけん」で勝った手を出したほうのグループの勝ち。

たとえば10人で「グー3人、チョキ3人、パー4人」だった場合にはグーの勝ち(グーはチョキに勝つため)

これにより、参加者が3の倍数でない限りは確実に1回で勝負がつくので、何十人かの参加者の中からじゃんけんで少数を抽出するには大変に効率の良い方法であると言えるでしょう。

プレリに限らず、多人数のアナログゲームを行う方は、覚えておいて損のない話だと思っております。

アナログゲームたのしー。

コメント

kondohi
2018年10月2日7:42

そういえばこの方式は時に10名近くが参加する「ハーゲンダッツじゃんけん」でも使われていませんが、まああくまで「早く決着をつける」のが主目的であいこも楽しいのなら別です。

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