攻撃強制と攻撃制限の組み合わせ
2015年8月6日 雑談 コメント (3)
いよいよ数時間後には自分もGP香港に向けて動くのです…はさておき。
自分の考えを整理するうえで、今日のネタにします。
オリジンのリミテッドで実際に起こって不思議でない話だし。
これは先週のBMO神戸でもひとしきりジャッジの間で議論になって(でもって自分が見事に間違えてw)、さらに今日のてすちーさんのお題で出た話です。
https://twitter.com/testing_urborg/status/629079039806812160
さてこの問題は、攻撃クリーチャーに指定できる組み合わせとして
1)≪結束した構築物≫と≪エルフの幻想家≫の両方で攻撃する
2)≪結束した構築物≫だけで攻撃する
3)≪エルフの幻想家≫だけで攻撃する
4)どちらも攻撃しない
の4通りがあり得ますが、このうちルール上で実際に「可能」なのはどれでしょうか?(複数選択可)
というのが問題なわけですが、みなさま「正解」にたどりつけましたでしょうか?
ちなみに正解は「1のみ可能」です。2や3ができないのは当然としても「えっ、4は選べないんですか」と思った方も多いのではないでしょうか(私がそうでした)。
つまり仮にプレイヤーが≪エルフの幻想家≫で攻撃したくない、と思っても≪結束した構築物≫の強制条件を満たすために、攻撃に参加しなければならない、のです。
CR上での根拠はこちらになります。
ポイントはここの「従っている強制の数が、制限を破らない限りにおいて最大になっていない限り、攻撃クリーチャーの指定は不正である。」 のところですね。
正直なところ、自分はここを1回読んだだけでは、何を言っているのかよく分かりませんでした(笑)。というより、ここがこういう表現であること自体が、この問題の複雑さを示しているとも言えます。
まあ自分なりにこれをもう少し噛み砕いて表現すると
「制限を破らない範囲で、従う強制の数を最大にするように攻撃クリーチャーの指定を行わねばならず、それより少ない強制の数になる指定をすることは不正である」
でしょうか。
何にせよこの部分を読み取れれば、守れる従う攻撃強制が1個の(1)が選択可能な状態である際に、守れる従う攻撃強制が0個になる(4)を選ぶことができない、ということはお分かりいただけると思います。
マジック面白いですね。
自分の考えを整理するうえで、今日のネタにします。
オリジンのリミテッドで実際に起こって不思議でない話だし。
これは先週のBMO神戸でもひとしきりジャッジの間で議論になって(でもって自分が見事に間違えてw)、さらに今日のてすちーさんのお題で出た話です。
https://twitter.com/testing_urborg/status/629079039806812160
さてこの問題は、攻撃クリーチャーに指定できる組み合わせとして
1)≪結束した構築物≫と≪エルフの幻想家≫の両方で攻撃する
2)≪結束した構築物≫だけで攻撃する
3)≪エルフの幻想家≫だけで攻撃する
4)どちらも攻撃しない
の4通りがあり得ますが、このうちルール上で実際に「可能」なのはどれでしょうか?(複数選択可)
というのが問題なわけですが、みなさま「正解」にたどりつけましたでしょうか?
ちなみに正解は「1のみ可能」です。2や3ができないのは当然としても「えっ、4は選べないんですか」と思った方も多いのではないでしょうか(私がそうでした)。
つまり仮にプレイヤーが≪エルフの幻想家≫で攻撃したくない、と思っても≪結束した構築物≫の強制条件を満たすために、攻撃に参加しなければならない、のです。
CR上での根拠はこちらになります。
508.1d アクティブ・プレイヤーは、自分のコントロールする各クリーチャーが何らかの強制(そのクリーチャーは攻撃する、あるいは何らかの条件を満たした場合そのクリーチャーで攻撃するという効果)があるかどうかを確認する。従っている強制の数が、制限を破らない限りにおいて最大になっていない限り、攻撃クリーチャーの指定は不正である。プレイヤーがコストを支払わなければ攻撃できない場合、そのクリーチャーで攻撃することによって従っている強制の数が増えるとしても、そのコストを支払うことは求められない。
例:プレイヤーが2体のクリーチャーをコントロールしていて、一方には「可能なら攻撃する」という能力があり、他方にはそういう能力はない。「各ターン、2体以上のクリーチャーでは攻撃できない」という効果が存在する場合、適正な攻撃は「可能なら攻撃する」クリーチャーだけが攻撃することだけである。他方のクリーチャーだけで攻撃する、あるいは両クリーチャーで攻撃する、あるいはどちらも攻撃しない、といった選択は不正である。
ポイントはここの「従っている強制の数が、制限を破らない限りにおいて最大になっていない限り、攻撃クリーチャーの指定は不正である。」 のところですね。
正直なところ、自分はここを1回読んだだけでは、何を言っているのかよく分かりませんでした(笑)。というより、ここがこういう表現であること自体が、この問題の複雑さを示しているとも言えます。
ちなみに翻訳者を非難する気はないので原文も載せますが、まあ同じです。
If the number of requirements that are being obeyed is fewer than the maximum possible number of requirements that could be obeyed without disobeying any restrictions, the declaration of attackers is illegal.
まあ自分なりにこれをもう少し噛み砕いて表現すると
「制限を破らない範囲で、従う強制の数を最大にするように攻撃クリーチャーの指定を行わねばならず、それより少ない強制の数になる指定をすることは不正である」
でしょうか。
何にせよこの部分を読み取れれば、
マジック面白いですね。
コメント
この話は攻撃時のみならず、ブロック指定時でも関係するので、
「守れる攻撃強制」という表現よりかは、原文obeyに準じて「従っている攻撃強制」とでもすると、誤解ない文章にできて良いと思います。
しかし、この日本語のルール文章、何回読んでも何を言っているのかさっぱりわからないですね。なんとかうまく噛み砕けないものだろうか?英文そのままということですが、英語圏の人はこれ読んですぐに意味が分かるんでしょうかね?