今度の土曜は、松戸ホビステで13時から「発売記念シールド」、
http://www.hbst.net/event_article/285263
日曜はこぢんまり会で松戸市民「会館」で「発売記念シールドなのです。
http://jackpot7.konjiki.jp/mtg/
私は両日、幕張のコミケットスペシャルに行きますが、みなさまお楽しみください。
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これはGP京都で実際に遭遇してもおかしくないケースなので、本日のお題にします。
いや実際、カードをいちいちスリーブから取り出して裏返すとか面倒ですし、結構高いフォイルだったりしたら傷つく可能性を心配するのもイヤですよね。
このためこうしたいとプレイヤーが考えるのは割と自然だとも思います。
マジック違反処置指針(IPG)の該当部分は3.5ですが、こうあります。
mtg-jp.com/rules/docs/JPN_IPG.html
自分でも読み返して驚いたのですが、両面カードの「夜」の面のカードは(同じスリーブでなければ)「サイドボードではない」と推定されると、誤解の余地なくはっきり書いてあります。
同時にIPG3.5でゲーム敗北の裁定が出るのは、それが「登録したデッキリストの内容と一致していない」からだ、というのも明記してある通りです。
つまり「登録したサイドボードと一致していない」という条件を満たしません。≪昆虫の逸脱者≫はサイドボードではないと推定されているわけですから。単に余計なカードが入っていたからゲームロスというわけではないのでした。
というわけで、GP京都で≪秘密を掘り下げる者≫デッキなどで両面カードをお使いになる方、およびそのような方と対戦する方は、デッキに入れる4枚とは別に、別のスリーブに入れた裏向きの4枚を入れておいて裏面を示すために上に置くのは別に問題ではないということを理解しておいていただければと思います。
ルールってのは「ゲームを公平に行う」ために設定されるものであって、別に「違反した人を処罰する」ために設定するものではないのだということと、あわせてご理解いただければと思います。
マジック面白いですね。
http://www.hbst.net/event_article/285263
日曜はこぢんまり会で松戸市民「会館」で「発売記念シールドなのです。
http://jackpot7.konjiki.jp/mtg/
私は両日、幕張のコミケットスペシャルに行きますが、みなさまお楽しみください。
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これはGP京都で実際に遭遇してもおかしくないケースなので、本日のお題にします。
問題:
プレイヤーAが≪秘密を掘り下げる者≫をプレイしており、ほどなく条件を満たしたため、Aはそれをスリーブから取り出して裏向きにして入れなおす代わりに、デッキケースから別のスリーブに入った≪昆虫の逸脱者≫(同カードの裏向き)を取り出して「裏向きのしるしにこれを重ねますね」と言いました。
プレイヤーBは「これは、このカードがデッキケースに8枚入っているってことでは…」ということで違反と考えたため、ジャッジを呼びました。
この場合に、ジャッジはどのような裁定を出すべきでしょうか?
いや実際、カードをいちいちスリーブから取り出して裏返すとか面倒ですし、結構高いフォイルだったりしたら傷つく可能性を心配するのもイヤですよね。
このためこうしたいとプレイヤーが考えるのは割と自然だとも思います。
裁定:
問題ありません。そのままゲームを続けてください。
マジック違反処置指針(IPG)の該当部分は3.5ですが、こうあります。
mtg-jp.com/rules/docs/JPN_IPG.html
3.5. イベント上の誤り ― デッキ/リストの問題
(略)
デッキやサイドボードの内容が、登録したデッキリストの内容と一致していない。
(略)
サイドボードと、現在用いているデッキを明確に区別していなかった場合、デッキが適正かどうかを決定することは不可能になる。また、サイドボードと一緒に他のカードが置かれている場合、その使われたカードは、そのイベントで配られたプロモカード、デッキ内のチェックリスト・カードと一致する両面カード、デッキ内のカードの夜の面である両面カードのいずれかでない限り、サイドボードのカードであると推定される。また、それらのカードは、メインデッキやサイドボードと同じスリーブに入っていてはならない。
自分でも読み返して驚いたのですが、両面カードの「夜」の面のカードは(同じスリーブでなければ)「サイドボードではない」と推定されると、誤解の余地なくはっきり書いてあります。
同時にIPG3.5でゲーム敗北の裁定が出るのは、それが「登録したデッキリストの内容と一致していない」からだ、というのも明記してある通りです。
つまり「登録したサイドボードと一致していない」という条件を満たしません。≪昆虫の逸脱者≫はサイドボードではないと推定されているわけですから。単に余計なカードが入っていたからゲームロスというわけではないのでした。
実際、過去にリミテッドの大会で、そのカードセットにはないスタンのカードをケースに入れていたプレイヤーに対しては「紛らわしいのでできればご遠慮ください」とは言いましたがゲームロスなどは出していません。セットのカードを含んでいたらゲームロスなのですが。
というわけで、GP京都で≪秘密を掘り下げる者≫デッキなどで両面カードをお使いになる方、およびそのような方と対戦する方は、デッキに入れる4枚とは別に、別のスリーブに入れた裏向きの4枚を入れておいて裏面を示すために上に置くのは別に問題ではないということを理解しておいていただければと思います。
ルールってのは「ゲームを公平に行う」ために設定されるものであって、別に「違反した人を処罰する」ために設定するものではないのだということと、あわせてご理解いただければと思います。
マジック面白いですね。
コメント
チェックリスト・カードについては、CR711.3で本物の両面カードを「置換」すると記述されているので、マジックの通常の置換ルール通りに、同数の本物の両面カードを示す必要があります。従って、それができない場合は真性カードを入れていなかった「不正なデッキ」としてTPG3.5に基づいて「ゲームの敗北」ののち、リストとデッキを修復の必要があるでしょうね。