リミテッド中のドロップ(=カード持ち帰り)について
2013年7月22日 雑談 コメント (8)次の土曜日に、松戸ホビステでM14のGPTシールド(ブリスベン)を開催します。
http://www23.atwiki.jp/kondohi/pages/217.html
次の日曜日に、新小岩でM14のバックドラフト大会を開催します。
http://www23.atwiki.jp/kondohi/pages/218.html
ただいま予約受付中です。
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たぶん、これはリミテッドを行う皆がちゃんと知っておいたほうが良い話なので、abigaraさんに便乗して私も書きます(リンク先は英語)。
http://blogs.magicjudges.org/rulestips/2013/07/tournament-tuesday-dropping-after-opening-limited-product/
ご存知のように競技レベルのシールドでは、受け取ったパックをリストに登録したうえでそれをシャッフルするという手順が発生します。
このため通常は、最初に受け取ったパックは持ち帰れません。
しかしながらGPラスベガスでは、シールド用のパックが配られた後で、リスト登録時に「いま受け取ったパックをそのまま持ち帰りたい人はドロップして良いので本部まで来て手続きをしてください」との明確なアナウンスがありました。
そして事実、20名くらいの方がドロップしたように見えました。まあタルモやタルモのフォイルを引いた方なのでしょう。あるいはボブも。
この時点でドロップした場合、本戦は1回戦に不戦敗…という扱いになった筈です。
まあタルモを持ち帰れるなら十分というのは、よく分かる話です。
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しかしながらやはり「それってアリなの?」といういささかの議論があったようで、結論としては「それを違反や窃盗と看做す規定はMTRには存在しない」というのがこの記事の内容です(のはずです)。
従って、別にモダンマスターズに限らず、たとえばM14の競技レベルのシールド戦でも、一部のレア・神話レアのフォイルなどはあるいは1万円くらいするかもしれないので、そういう時には「ドロップ」をしてそれを持ち帰るのは可能、ということになります。
これはシールドだけでなくドラフトでも同じことが言える筈で、たとえばピック中に何かの理由で急遽席を立たねばならないような事態が発生した場合でも、その人はそれまでピックしたカードを持ち帰れます。
もちろん全部のピックが終わった後でドラフトを「ドロップ」することも可能です。
まああまり露骨に高いレアだけ持ち帰られるような真似をされると主催としては盛り下がるので賛成しかねるというのが本音ではありますが、ただそれは「可能」でありMTRに罰則はない、というのは述べておきたいと思います。
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ただし(ここからはいささかの主観が入りますが)、シールドや取り切りドラフトならばこれは「あり」な話だと思いますが、順位取りドラフトの場合にはこれは「なし」にするべきであると考えます。順位取りドラフトという遊び方自体が、参加者がカードをちょろまかしたりすることをしないという前提に立った良心に基づいたローカルな遊び方であり、それをやられると順位取り自体が成立しなくなるので…。
実際に過去に事例もありますが、やはり順位取りを何かの理由でドロップする場合には、残念ながら「レアは全部置いていって貰う」ということになると思います。未開封パックは持ち帰って貰ってもいいかな。
まあ何にせよそれを含めて基本は「順位取りは参加者全員の合意でやる」ということで。
マジックたのしいですね。
http://www23.atwiki.jp/kondohi/pages/217.html
次の日曜日に、新小岩でM14のバックドラフト大会を開催します。
http://www23.atwiki.jp/kondohi/pages/218.html
ただいま予約受付中です。
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たぶん、これはリミテッドを行う皆がちゃんと知っておいたほうが良い話なので、abigaraさんに便乗して私も書きます(リンク先は英語)。
http://blogs.magicjudges.org/rulestips/2013/07/tournament-tuesday-dropping-after-opening-limited-product/
ご存知のように競技レベルのシールドでは、受け取ったパックをリストに登録したうえでそれをシャッフルするという手順が発生します。
このため通常は、最初に受け取ったパックは持ち帰れません。
しかしながらGPラスベガスでは、シールド用のパックが配られた後で、リスト登録時に「いま受け取ったパックをそのまま持ち帰りたい人はドロップして良いので本部まで来て手続きをしてください」との明確なアナウンスがありました。
そして事実、20名くらいの方がドロップしたように見えました。まあタルモやタルモのフォイルを引いた方なのでしょう。あるいはボブも。
この時点でドロップした場合、本戦は1回戦に不戦敗…という扱いになった筈です。
まあタルモを持ち帰れるなら十分というのは、よく分かる話です。
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しかしながらやはり「それってアリなの?」といういささかの議論があったようで、結論としては「それを違反や窃盗と看做す規定はMTRには存在しない」というのがこの記事の内容です(のはずです)。
従って、別にモダンマスターズに限らず、たとえばM14の競技レベルのシールド戦でも、一部のレア・神話レアのフォイルなどはあるいは1万円くらいするかもしれないので、そういう時には「ドロップ」をしてそれを持ち帰るのは可能、ということになります。
これはシールドだけでなくドラフトでも同じことが言える筈で、たとえばピック中に何かの理由で急遽席を立たねばならないような事態が発生した場合でも、その人はそれまでピックしたカードを持ち帰れます。
ドラフトを成立させるために、その人が座席を立った後で、ジャッジがその人に代わって「ランダム」で1枚カードをピックする、ということをやることになるでしょう。そのカードは主催が回収するかもしれませんが。
もちろん全部のピックが終わった後でドラフトを「ドロップ」することも可能です。
まああまり露骨に高いレアだけ持ち帰られるような真似をされると主催としては盛り下がるので賛成しかねるというのが本音ではありますが、ただそれは「可能」でありMTRに罰則はない、というのは述べておきたいと思います。
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ただし(ここからはいささかの主観が入りますが)、シールドや取り切りドラフトならばこれは「あり」な話だと思いますが、順位取りドラフトの場合にはこれは「なし」にするべきであると考えます。順位取りドラフトという遊び方自体が、参加者がカードをちょろまかしたりすることをしないという前提に立った良心に基づいたローカルな遊び方であり、それをやられると順位取り自体が成立しなくなるので…。
実際に過去に事例もありますが、やはり順位取りを何かの理由でドロップする場合には、残念ながら「レアは全部置いていって貰う」ということになると思います。未開封パックは持ち帰って貰ってもいいかな。
逆に「カードを置いて帰ることを強制することが可能なのか」という問題については、そもそも「順位取りドラフト」なんていう賞品の分配の仕方自体がMTRには何の規定もない競技でもない遊び方なので、これは参加者全員の合意によるローカルルールが上位に来ると考えます。
まあ何にせよそれを含めて基本は「順位取りは参加者全員の合意でやる」ということで。
マジックたのしいですね。
コメント
シールドに関しては、例えば最新セットならチェックパックで軟泥foil出てきたらドロップしちゃうかもしれません
これは「ドロップしたい人」のケースとは異なります。ドロップしたい人は、その時点でのピック済みカード、まわされてきたドラフトすべきカード、剥いてないパックを持って退出できます。(そこからは一人減った形になるわけです)
主催判断の部分も多い話だとは思いますが、まあプレイヤーとして知らないよりは知っておいたほうがいいでしょうね。
3千円レアくらいだったら、競技Relの大会を放棄してドロップする人はいないんじゃないかな…?
そのままドロップしようとした人に、ジャッジの「リストを書かないとドロップは認めない」という言葉に
「ドロップはドロップだ、俺は辞める」と(おそらく)反論したプレイヤーが
ヘッドジャッジに「ヘッドジャッジ権限でドロップは認めない、リストを書きなさい」と言われていたような記憶があります(確か数年前)
結局はヘッドジャッジ裁定にはなると思いますが、その記憶が強かったので、ラスベガスの記事は個人的にびっくりしました
3月のGP横浜でも、二日目の第2ドラフトはドロップしてもいいよ、3パック上げるよ、ってやってましたね。あれもその一環なのかな。