とりあえず、対戦相手も遊び場所もない状態であっても、カードがあればデッキを作ってみたくなるもの。
単なるコレクターだった自分も、手元のカードを適当に組み合わせて紙束を作ってみることをいつしか始めます。

当時の5版環境の頃に一番最初に作ったのは、記憶によればこういうパーツが入ったデッキでした。

《狂暴ウォンバット/Rabid Wombat》
《新緑の女魔術師/Verduran Enchantress》
《賦活/Instill Energy》
《魂の絆/Spirit Link》

…どうやら当時の私は、《狂暴ウォンバット》に軽いオーラをたくさん貼って、でかくして殴るということをやりたかったらしいです。とっても厨ですね。

アドバンテージを失いがちなので普通ただでさえ敬遠されるオーラを、1体のクリーチャーにぺたぺたといくつも貼るというコンセプト自体が大失敗であり、しかもよりによってそれを除去耐性のまったくない緑のクリーチャーに貼ろうとしていやがります。
しかもウォンバットは警戒を持っているけど、「賦活」貼るなら警戒いらないじゃん…。

そして何より、素の状態でのウォンバットの使えなさぶりが凄ぇ。
ちょうど「アラーラ再誕」で、同じ能力を持つ《Uril, the Miststalker / 霧を歩むもの、ウリル》が注目カードとして出たので、スペックを比較してみましょう。


Uril, the Miststalker / 霧を歩むもの、ウリル (2)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — ビースト(Beast)
霧を歩むもの、ウリルはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。
霧を歩むもの、ウリルは、それにつけられているオーラ(Aura)1つにつき+2/+2の修整を受ける。
5/5

Rabid Wombat / 狂暴ウォンバット (2)(緑)(緑)
クリーチャー — ウォンバット(Wombat)
警戒
狂暴ウォンバットは、それにつけられているオーラ(Aura)1つにつき+2/+2の修整を受ける。
0/1


ウリルが一方通行つきの5マナ5/5であるのに対して、ウォンバットは警戒つきの4マナ0/1(爆)。
せめてウォンバットが1マナ1/1くらいならまだしもなー。

このデッキは確か水道橋Future Beeで1回野良で回したことがあったと思ったけど、当然ながらまったくお話になりませんでした。

(つづく)

コメント

やまぴい
2009年5月19日22:22

しかし、似たような道を歩んでますなぁ。

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